
こんにちは
慢性痛専門整体の廣野です。今日は膝の痛みで悩まれている75歳の女性の話です。
よろしくお願いいたします。
さて、その方は膝の痛みでどんなことを悩んでいるのかと言いますと、
「正座ができない」、
「しゃがむことができない」
ということで悩まれていました。
歩くであったりとか、普段の生活の中ではあまり膝の痛みで不便を感じていることはないんですが、その方が苦労している正座をすることやしゃがむということは、どんどん生活の中からなくなっていったそうです。
なぜかと言うと、理由は痛みがあるから正座やしゃがむことをしなくなったとのこと。
そうして3年ぐらい前から正座やしゃがむことを避けていった結果、正座ができないどころか膝を曲げることもできなくなり、お風呂に入る時に膝を畳んで入ることも難しくなってきたそうです。
患者様がご紹介によってひろの整体院に来院された時、「先生、歩く時には膝に痛みはないのに、なんで膝を曲げようとすると痛みが出るのでしょうか?曲げれないのでしょうか?」と聞いてこられました。
答えは、歩く時に膝を全く曲げてないからです。
膝を伸ばしたまま行動するというのが習慣になっていました。
足の関節を棒の様にを伸ばしたまま、足を左右に振りながら歩いていたのです。
お相撲さんがよくそうやって歩くんです。
だから歩く時には痛みはないんです。
しかし、そういう風な歩き方を繰り返すことによって、その方は正座やしゃがむことができなくなり、歩いていても実は膝を伸ばしたまま曲げずに行動してるということがわかりました。
どんどん酷くなっていく原因として、関節を曲げない、もしくは伸ばさないようにするということです。
要は、動かさないようにするということでどんどん悪化していくことになります。
しかし「痛み」が感覚としてとても邪魔なんですけど、もしかしたらその方は、最初はあまり痛くなかったけれど、「痛み」を恐れて正座をしないように、しゃがまないようにしていたのかもしれません。
その結果、両方ともしなくなった、できなくなったということになります。
今回の治療と、その方がやっていかなければいけない事は、膝の関節を曲げたり伸ばそうとする筋肉を、当院で柔らかくしていくこと。
膝を曲げるための筋肉は太ももの前側の筋肉になります。
太ももの前側の筋肉を柔らかくすることによって膝の根本治療をどんどん進めています。
現在は、正座をしても痛みはなくなりました。まだ深くしゃがむことはできませんが、しゃがむこと自体を練習して深くしゃがめるようになりました。
もちろん歩く時にも柔らかい歩き方をされています。
そのことについては次回以降のブログでゆっくりと伝えていきますので次回のブログ楽しみにしておいてください!
それでは、今回は膝の痛みで悩まれている75歳の女性の方の話でした。
ありがとうございました。